相場を動かしたい機関投資家、動いてほしくない個人投資家

相場を動かしたい機関投資家、動いてほしくない個人投資家

よく機関投資家と個人投資家は投資心理が逆であると言われます。それは期限内に成果を出す必要があるファンドの投資家と市場に自由参加している個人投資家ではポジションに対してのプレッシャーが異なるからです。特徴的なのが新興国通貨のポジションの割合です。高金利でカントリーリスクの低い南アフリカは日本の個人投資家に大変人気で南アフリカランド円は個人投資家が9割以上の買いポジションを持っているそうです。おそらく長期保有でスワップポイントを貯めておきたいからであると思います。そうなるとなるだけ相場は動いてほしくない。なぜなら南アフリカランドの為替市場の流通量は全体の1%にも過ぎず、ちょっとした円高圧力やアメリカの利上げ、ファンドの大きなランド売り圧力なので、為替レートが暴落したりしやすいからです。つまり個人投資家はなるべく穏やかに推移してほしいと願います。しかし機関投資家が違います。差益が必要なので、一日の中でなるべく相場が動いてほしい、しかもわかりやすい値動きで安全に稼ぎたいと思います。なので月曜の東京市場が開ける前のオセアニア市場で大きな売り圧力を仕掛けたり、東京市場が閉まって、ロンドン市場が開ける隙間を狙って買い注文を建てたりと自ら値動きを起こそうと仕込んでくるのです。そういった出来事は事前の予想がつかないので、FXでは最大25倍までレバレッジをかけることが出来ますが、長期で市場に参加するのであれば常に大きく張ることはやめておきましょう。